第26話「身代わり」

小青は自分の身代わりとして金門で夏を過ごしてほしいと天晴にお願いする。金門の大切な人たち、特に父親を失ったばかりの阿寛にはこれ以上 悲しい思いをさせたくないからであった。天晴は小青の願いをかなえるべく一人 金門に戻り、小青として合唱団の生徒を教えたり、阿寛と穏やかな日々を過ごす。だが唯一 許磊だけは小青とは別人だと見抜き、台北に入院する小青の元を訪れる。病床にいたのは、徐々に病に侵されていく小青だった。

第27話「最後の夏」

いよいよ金門で恵恵の小学校が参加する合唱コンクールが開かれる。入院している小青に子供たちの練習の成果を見せるため、天晴は阿寛に会場の中継役を依頼、小青は子供たちが立派に歌う姿に心を打たれるのだった。合唱コンクールも終わり、金門の夏は終わりを告げようとしていた。小青のフリを続ける天晴は来年の夏も戻ってくると阿寛に約束し、大学に戻るため金門を離れる。 その後 阿寛は間違って「小青1号」の携帯に電話をかける。その電話に出たのは本当の小青だった…。

第28話「戻ってきた恋人」

1年が経ち また夏が訪れた。沙虫は鴨子と幸せな日々を送り、李静、許磊たちはそれぞれに忙しい1年を過ごしてまた金門に戻ってきた。そして阿寛も小青の帰りを待ちながら自宅を民宿に改装し、小青のピアノ教室を準備していた。ようやく小青が大学を卒業して戻る日、空港へ出迎えに行った阿寛は再会を喜ぶが、戻ってきたのは小青ではなく双子の妹の天晴だった。姉からの手紙を阿寛に渡すため、そして姉の死を告げるため金門に戻ってきた天晴だったが…。

第29話「残酷な真実」

金門に戻った天晴だったが、阿寛への気持ちも芽生えており、なかなか小青が死んだという事実を知らせられずにいた。李静は天晴が身代わりだと気づくが、天晴は自分から阿寛に事実を伝えるので黙っていてほしいと告げる。一方の阿寛も、小青の言動が今までとは違うことに気づき、小青が変わってしまったのではないかと悩み始めていた。そしてある日、阿寛は小青のフリをする天晴が泣きながら許磊に寄り添っている場面を目撃してしまい…。

最終話「夏、ふたたび」

小青と許磊の仲を誤解し落ち込んでいた阿寛だったが、李静から海の見える小高い墓地へと案内され自分の目を疑う。墓標に刻まれていたのは他でもない小青の名前だった。そこへ天晴がやってきて、小青が1年前の夏に病気で死んだこと、小青に頼まれてずっと身代わりになっていたことを打ち明ける。愛する小青の死を知った阿寛は悲しみと怒りを爆発させ、小青の願いをかなえてやれなかったことを悔やむ。そしてそんな悲しい夏から3年後…。